腫瘍の種類
腫瘍の種類について胚細胞腫瘍や奇形種と悪性腫瘍について。これらの腫瘍になる前に知っておきたいこと
胚細胞腫瘍
卵巣がんの卵巣には様々な種類があります。卵巣の種類の数だけ腫瘍の数も存在します。卵巣というのは主に、卵巣の表面を覆う表層上皮の部分、ホルモンを作る細胞である性索間質、卵子のもとになる卵細胞(胚細胞)という組織から成り立っています。この中の胚細胞にできる腫瘍のことを胚細胞腫瘍といいます。胚細胞腫瘍とはどのようなものなのでしょうか。胚細胞腫瘍には良性の腫瘍と悪性の腫瘍と良性と悪性の中間の性質を持つ中間群(境界悪性)があります。良性の腫瘍は奇形種と呼ばれ、これ以外の腫瘍は悪性の腫瘍になってしまいます。意外かも知れませんが、この胚細胞腫瘍は幼年期を含む若年層に多い腫瘍になります。
奇形種
胚細胞腫瘍のなかでも良性や中間のものは奇形種と呼ばれています。胚細胞腫瘍の奇形種にはどのようなものがあるのでしょうか。卵巣の奇形種には成熟嚢胞性奇形腫と未熟奇形腫があります。成熟嚢胞性奇形腫とは大きさは通常、直径10cm以下の奇形種で、別名皮様嚢胞腫、類皮嚢腫とも言います。胎児が発生する段階の細胞が卵巣の中で腫瘍を形成したもの。嚢胞内部に皮脂、毛髪、歯、軟骨などを含んでいます。この成熟嚢胞性奇形腫は腫瘍の中でも良性の腫瘍となっています。次に未熟奇形腫とは未熟な体細胞組織由来の奇形腫で、悪性と中間群にまたがる腫瘍になります。卵巣の奇形種はお腹が出ていたり、しこりが出ていたりすることで発見されることがあります。
悪性腫瘍
胚細胞腫瘍の中には悪性の腫瘍があります。悪性腫瘍にはどのようなものがあるのでしょうか。胚細胞腫瘍の悪性腫瘍の種類には卵黄嚢腫瘍、絨毛がん、未分化胚細胞腫という種類があります。卵黄嚢腫瘍とは若年層に見られる腫瘍で切除と化学療法による治療により、80%以上の生存率となります。絨毛がんとは流産や死産、正常分娩の後に残った絨毛などから発生する悪性の腫瘍のことをいいます。未分化胚細胞腫とは思春期の方に多い悪性の腫瘍で、無月経や性器の発育不全という症状がある場合があります。卵巣卵管切除による腫瘍摘出と化学療法の併用により生存率が90%と高いものになります。
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